Caerula

徒然に、気の向くまま

鎌倉でスターバックスを

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鎌倉にはちょっとおしゃれなスターバックスがある。

鎌倉駅西口から少し歩いたところにあるこの店は漫画家の横山隆一の邸宅跡だ。

 

ゆったりした店内と流れる時間のぜいたくさから平日ですら大混雑だったのが、2016年4月に改装。落ち着いた雰囲気はそのまま、以前よりも席数が増えた。

以前は朝早起きできた日限定、朝の贅沢だったのだが、座るスペースが増えたおかげで休日昼間でも少し待てば座れるようになった。そういいつつも、ゆっくり過ごすには朝一番か夕方6時以降がおすすめだ。

 

このお店には2つのスペシャルがある。

STARBUCKS RESERVE」と「茶屋のケーキ」だ。

 

コーヒーが好きではない人にこそお勧めしたいSTARBUCKS RESERVE 

私の母はコーヒーがあまり得意ではない。

得意ではないとしたのは、決してコーヒーが嫌いなわけではないからだ。スターバックスのコーヒーは苦いだけだから好きではないとも言う。そんな母のお気に入りはインスタントコーヒー。母と出掛けた際、出先での一休みにスターバックスが使えないのは少々面倒であったりもする。

そんな母に「騙されたと思って飲んでみて」と薦めたのがRESERVEである。

 

www.starbucks.co.jp

 

RESERVEはスターバックスが世界中から探してきたコーヒーが味わえる。 

ちょっといいお値段のこのコーヒーは安いものでも700円、高いものになると1,700円にもなる。平均すると喫茶店でいい豆を選んで淹れてもらうのと同じくらい、800円程度かと思う。

通常のドリップコーヒーを飲んでいた私にとっては敷居が高かったが、一度注文したらそのおいしさにやめられなくなってしまった。今ではオフィスビルにスターバックスがあるというのに、往復20分かけてわざわざ取り扱いのある店舗まで買いに行く日もあるくらいだ。

リピーターになってしまった理由はいくつかあるが、味が「クリア」であること―淹れ方が丁寧で雑味がないーというのが一番かもしれない。

そして、コーヒーが得意ではない人にこそ薦めたい理由はまさにこのポイントにあるように思う。

私の強い押しに負けてRESERVEを試した母は、たまにひとりでも飲みに行っているようだ。

 

注文が入ってから1杯ずつ豆を挽くところから始まるプレゼンテーションはそれだけで楽しい。豆を挽く前後で変わる香りを実際に感じると、コーヒーとの新たな出会いにちょっとわくわくしたりもする。

余談になるが、通常のコーヒーもRESERVEの店舗では追加料金80円で専用機を使って丁寧に淹れてもらえる。いきなりRESERVEを注文するのはという方にはこの方法がお薦め。日々飲んでいたコーヒーの変わりように驚くだろう。特にコーヒーの味は好きだが油分の多さが苦手という方にいいかと思う。

 

鎌倉御成店はこのRESERVEが日本で初めて導入された店舗とのこと。その所為か、RESERVEで新しい試みが行われる際には何かが起きる店舗である。

そして、4月の改装で採用されたのが「プアオーバー(pour over)」すなわちハンドドリップだ。

 

コーヒーによっておいしい淹れ方は様々。

コーヒーの香りを楽しみたい人には美味しいコーヒーを入れるために開発された「クローバー」、豆の特徴を感じしっかり味わいたい人には「コーヒープレス」がお薦め。

自宅でコーヒーを淹れるときにもオーソドックスなプアオーバーは「クローバー」と「コーヒープレス」のいいとこどりをした淹れ方だと個人的には思っている。

なので、淹れ方に迷ったときは「プアオーバー」目の前でいい香りのコーヒーが抽出されるのはそれだけで幸せな気分になるのでお勧めしたい。

 

本日はコロンビア カフェ ムヘレスをそのプアオーバーで注文。

軽い酸味を感じるけれども、いい意味で引っ掛かりのないコーヒーは舌の上をさらっと流れていく。そして喉の奥でココアの香りが弾けるような味わいが特徴。

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Special Thanks, Aiko-san

 

もうひとつの特別「茶屋のケーキ」

「茶屋」とは葉山にある日本料理「日影茶屋」のこと、そしてLa Maree de CHAYAはその日影茶屋の洋菓子ブランドだ。鎌倉御成店ができた当初はそのCHAYAが店舗内にあった。撤退した今はスターバックスのために作った特別なケーキがシーズンごとに数種類並んでいる。

私はあまり凝ったお菓子が好きではない。うまく表現できないが、ちょっと手が加わっている贅沢なケーキより、シンプルなショートケーキが好きだ。甘いものは好きだが、自然の甘みが損なわれるほどの砂糖が苦手ということもあるかもしれない。

CHAYAのケーキはとにかくシンプル。そして、甘さも見た目も値段もー何もかものすべてが程よい。

 

 

そして、CHAYAがスターバックスのために作ったこのスペシャルなケーキは、悔しいくらいコーヒーに、それもRESERVEのそれによくあう。

適度な甘さのケーキには柑橘やベリーの酸味や紅茶の苦味といった素材の特徴がきちんと生きている。

また、RESERVEシリーズのコーヒーはさわやかな酸味が際立っているものや柔らかな苦味が特徴となっているものが多い。

悔しいほどの相性の良さはこのあたりにあるのだと思う。

 

今日は季節限定のミックスベリーケーキをチョイス。

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ブルーベリー、ラズベリースグリなど季節のベリーが並んだケーキは薄いパイ生地がアクセントになっていて食べごたえも十分。スグリの酸っぱさが今日のコーヒーにはアクセントになっていた。

 

今日はなかったのだが、シフォンケーキは特におすすめの一品。

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写真は今夏頂いたレモンシフォンケーキ

 

鎌倉にはおいしい喫茶店がたくさんある。

それに、見るところもそれなりに多く、そのどれもが開館時間が短いので、初めて鎌倉を訪れる方にあえてお薦めはしない。(お店は朝7時から夜9時まで空いているので、朝ごはんや街歩きの最後にふらりと訪れると混雑もなく快適な時間が過ごせるが、そうなるとケーキにありつけない可能性が高いのだ。)

でも、もし時間があるならば、ゆっくりとカウンターに座ってRESERVEコーヒーとケーキをめしあがっていただきたい。

 

www.starbucks.co.jp